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オーダーメイド作業着は1着から可能?

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オーダーメイド作業着は1着から作れる?

オーダーメイド作業着は1着から作れる場合もありますが、1着から作りたい場合はコストや今後の追加発注時の見通しを立てることが大切です。こちらの記事では、オーダーメイド作業着を1着から作る際のコスト構造やメリット・デメリットを紹介します。

オーダーメイドとは何か

オーダーメイドとは、既製パターンを流用せずデザイン画から型紙、縫製仕様、生地選定までを完全にゼロベースで設計し、着る人や企業イメージに最適化したユニフォームを仕立てる方法です。一般的なパターンオーダーや既製品カスタマイズでは制約が生じるロゴ配置、配色、ポケット形状、特殊資材の使用なども自由に決められるため、ブランドストーリーを強く打ち出したい場合に重宝します。

一方で発注者がデザイン決定から素材手配、縫製検品まで意思決定を重ねるプロセスが長く、制作サイクルは短くても2〜3か月、繁忙期は4か月以上かかる点を理解しておく必要があります。

1着制作時のコスト構造と価格相場

オーダーメイドの作業着を1着だけ制作する際の大きなハードルは初期費用です。デザイン確定後すぐに発生する型紙作成費は、カットソーで1万円前後、ワークジャケットやコートクラスでは5万円を超えるケースが珍しくありません。

さらに量産を前提としないライン単独稼働の割増工賃や高機能ストレッチ・制電素材を選んだ場合の生地差額を加味すると、完成品1着あたりの総額は概算で6万〜12万円に到達するのが一般的です。

1着注文のメリット・デメリット

大きなメリットは訴求力です。袖口のステッチ色一本からタグ形状まで自由に決められるため、SNSや採用サイトでのブランド演出効果は既製品にロゴを足すだけの場合の数倍に伸びます。また、最終サンプルを基に小ロット追加やセミオーダー展開へ移行すれば、初期投資を長期的に回収できる布石にもなります。

ただしデメリットとしては、追加発注がない限り初期の型紙代とサンプル費を回収しにくい点が挙げられます。新入社員や増員ごとに同額のサンプル費が再発生する可能性があるため、将来的な支給計画と在庫管理を含めた事業計画を立てておくことが重要です。

小ロット・セミオーダーで1着相当の感覚を実現

セミオーダーの仕組みとメリット

セミオーダーは、メーカーが保有する数十〜数百のベースパターンに対して配色や素材、ディテールを選択する方式です。完全新規の型紙を起こさないため初期費用がほぼ不要で、最小ロットを20〜30着まで削減しつつイメージに近いオリジナリティを確保できます。

既製品への二次加工で1着からオリジナル感を演出

刺繍・プリント・ワッペン加工の特徴と使い分け

既製品に社名やロゴを追加する二次加工は、最小1着から対応可能で導入ハードルが低い方法です。刺繍は直接縫い込みのため洗濯耐久性が高く高級感も演出できますが、大面積や多色になるとコストが上がります。シルクプリントはフルカラー対応で安価な反面、摩耗や高温乾燥に弱い場合があるため、使用頻度や洗濯サイクルに合わせて選択することが大切です。ワッペンは大量生産して在庫保管できるため、ユニフォームを使い回すレンタル現場や季節スタッフの多い現場に向いています。

注文前に押さえるべきポイント

デザイン準備と型代の注意点

Illustratorで実寸トンボ付きAIデータを用意すると型紙修正費を削減できます。型紙は難易度により1万円〜5万円、ジャケット・コート級で5万円以上が相場とされ、サイズ展開や生地変更は都度追加費用が掛かる場合があります。最終仕様を早期に固めることがコストコントロールの鍵です。

納期管理とスケジュールの組み方

オーダーメイド・セミオーダーともにデザイン確定後のサンプル確認が遅れると全工程が後ろ倒しになります。標準的なリードタイムはヒアリング2日、デザイン1〜2週間、見積もり3日、サンプル1〜2週間、本生産6〜8週間で計2〜3か月。決算期や年度末はさらに2週間程度の余裕を見込み、希望納品日の3か月前には動き出すと良いでしょう。

生地選びと機能性(耐久性・快適性など)

現場作業向けには摩耗に強い綾織ポリエステル、夏場は吸汗速乾ニット、冬場は裏綿や中空糸で保温性を高めた素材が定番です。ストレッチ防縮加工を加えた厚手ツイルは屈伸時の負担を軽減し、制電糸混入生地は静電気による火花やホコリ付着を防ぎます。素材を変更すると単価が数百〜1,200円変動するため、使用シーンと予算の優先順位を社内で共有しておくと、見積もり比較がスムーズに進みます。

1着から賢くオーダーメイド作業着を作るコツ

コストを抑えるポイント

初期投資を回収するには、型紙と刺繍データを保管し、追加発注で単価を均す方法が有効です。まずは既製品+刺繍で1着3,000円台から始め、チーム拡大時に20〜30着のセミオーダーへ移行、最終的に完全オーダーメイドで一括リニューアルする三段階戦略を採用すれば、1着あたりコストを長期的に4,000〜8,000円に抑えつつブランド力も高められます。

品質を担保する方法

サンプルチェックでは最低1日着用テストを行い、縫い目のほつれやファスナーの開閉を確認します。刺繍・プリントは30回洗濯後の変化を試験データで提出してもらい、生地ロット証明やISO9001取得工場かどうかも確認することで、長期運用時のトラブルを予防できます。

依頼から納品までの流れガイド

1着から試せる二次加工、20枚からのセミオーダー、そして完全オーダーメイドという選択肢を把握し、目的・予算・納期に応じたルートを選ぶことが成功への近道です。無料シミュレーションや資料請求で総額と工程を可視化し、見積もり比較と試着サンプルで仕様を確定させてから正式発注へ進みましょう。納品後は型紙とデザインデータを共有フォルダに保存し、追加生産や仕様変更のスピードとコストを最小化すると、中長期のユニフォーム戦略がより堅牢になります。

監修
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快適な作業着は「運ぶチカラ」を進化させます

運送業は、モノを運ぶだけの仕事ではありません。時間を守り、安全を守り、人と社会をつなぐ誇りある仕事です。だからこそ、現場で働く人が安心して動けること、そしてその作業着に誇りを持てることが重要です。私たちダイイチは、快適性・機能性・デザイン性を兼ね備えた一着で、働く人の力を引き出し、“運ぶチカラ”の進化を支えていきます。

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