作業着をオリジナルデザインする際のポイントは?
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作業着オリジナルデザインの落とし穴
作業着は、快適性や安全性に配慮してデザインすることが大切です。「どんな場面で着用するか」を想定せずに作ってしまうと、期待通りの効果が得られなかったり、無駄なコストがかかったりする可能性があります。
デザインだけで選ぶと「現場が着てくれない」「すぐボロボロ」になりがち
モチベーションが上がるデザインはもちろん大切ですが、デザインだけにこだわってしまうと、「洗濯が難しい」「着心地が悪く作業効率が下がる」「暑すぎ/寒すぎて体調を崩してしまう」など不満が続出してしまいます。
作業着はあくまで作業するためのもの。どんなに素敵なデザインでも、動きづらくては意味がありません。作業着を作る際は、経営層やデザイン担当者だけでなく、実際に着用する社員の意見も取り入れながらデザインを考えることが大切です。
作業着は“ブランド”であると同時に、“道具”でもある
作業着は、企業の理念や文化、価値観などを視覚的に表現するための装いでもあります。このため多くの企業で色やデザインなどにこだわって制作を行います。顧客や取引先は、その制服デザインを通して企業を評価し、就活生は企業を判断する材料と捉えるでしょう。
しかし一方で、作業着は従業員の業務をサポートするための装いでもあります。怪我や事故を防止し、快適かつ効率的に業務を進めるための役割を忘れてはいけません。制服をデザインする際は、両方の視点をバランスよく取り入れることが大切です。
「着る人のリアル」と「会社のイメージ」を両立させるのがデザインの役割
経営陣が重視しているのは、顧客や取引先、地域社会や求職者の目に映るブランドイメージや、作業着から伝わるメッセージです。これに対して従業員が重視するのは、自分たちが着用した際の快適性や安全性、機能性やモチベーション、お手入れのしやすさではないでしょうか。
デザインの役割は、こうした経営陣と従業員のイメージを矛盾なく両立させることです。双方の意見をじっくりと聞いた上で、求める機能をデザインに落とし込み、納得できる作業着づくりを追求してください。
オリジナルデザイン設計の3つの視点
オリジナルデザインの作業着を作る場合は、「現場」「経営」「運用」の3つの視点から考えることが大切です。
1. 現場視点
実際に着用する従業員の視点です。暑い・寒い・動きづらい・脱ぎにくいなど、“日々の不満”に配慮できているか?年齢・性別・体型の違いに対応できる設計になっているか?着用することで“チーム感・モチベーション”の向上が期待できるか?よく考えてみましょう。
従業員にサンプルを着用してもらい、感想をヒアリングするのがおすすめです。
2. 経営・ブランド視点
作業着を制作する経営者側からの視点です。作業着が企業の“らしさ”や“信頼感”を伝えるものになっているか?採用・営業・取引先対応など“外部からの見られ方”に対応できているか?他社との差別化ができているか?といった点から考えましょう。
3. 管理・運用視点
作業着は一度製作して終わりではありません。配置換えや社員の増減、サイズの変更などに合わせて追加発注や在庫管理などが必要です。
一度に発注して大量の在庫を企業で保管する方法もありますが、製作会社で支給管理・追加発注・在庫保管などを行ってくれる場合もあります。洗濯・クリーニングへの耐久性、日常の扱いやすさについても考慮してください。
企業向けユニフォームの
株式会社ダイイチ
運送業は、モノを運ぶだけの仕事ではありません。時間を守り、安全を守り、人と社会をつなぐ誇りある仕事です。だからこそ、現場で働く人が安心して動けること、そしてその作業着に誇りを持てることが重要です。私たちダイイチは、快適性・機能性・デザイン性を兼ね備えた一着で、働く人の力を引き出し、“運ぶチカラ”の進化を支えていきます。

柳下 元紀さん