運送業の熱中症対策
このサイトは企業向けオーダーメイド作業着の企画・製造・販売を展開する株式会社ダイイチをスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
近年、日本の夏は記録的な猛暑日が続き、熱中症による救急搬送者数は年々増加。特に運送・物流業界では、高温の車内と灼熱の屋外を行き来しながら重量物を運ぶドライバーの方々が、熱中症のハイリスク環境に日々さらされています。実際に、株式会社ダイイチが2025年11月4日に全国の25歳以上55歳以下の運送業従事者300人に行った調査によると、運送業で「熱中症対策を必要としている」と回答している人は「必須」と「部分的に必要」をあわせて、8割以上になります。(※)
水分補給や休憩時間の確保といった基本的な対策は、もちろん重要です。しかし、それだけではなかなか現場の暑さは防ぐことができません。そこで、従来の対策では解決できなかった運送業特有の熱中症リスクを分析し、その究極の解決策として注目される「オーダーメイド作業着」の可能性をご紹介します。
運送業が抱える特有の熱中症リスク
運送業のドライバーが直面する熱中症リスクは、他の業種とは明らかに異なる特性を持っています。
車内と屋外の「寒暖差疲労」
エアコンの効いた運転席から、気温35度を超える炎天下の配送先へ。1日に何度も繰り返されるこの急激な温度変化は、自律神経に大きな負担をかけます。寒暖差による疲労は体温調節機能を低下させ、熱中症のリスクを高める要因となります。
アスファルトの照り返しと輻射熱
配送先の駐車場や倉庫周辺では、アスファルトからの照り返しにより体感温度はさらに上昇します。トラックの荷台は太陽光を吸収して高温になり、荷物の積み下ろし作業中は上からも下からも熱に包まれる過酷な環境となります。気象庁が発表する気温よりも、現場の体感温度ははるかに高いのです。
激しい荷役作業による急激な体温上昇
重い荷物を運び、階段を上り下りし、時には走るように配送をこなす。このような激しい身体活動は急激に体温を上昇させ、大量の発汗を引き起こします。しかし、作業の合間に十分な水分補給や休憩時間を確保できない現実があります。こうした過酷な環境下で働くドライバーの健康を守ることは、企業としての重要な責務であり、同時に事業継続のための必須課題です。
一般的な熱中症対策と、現場の「落とし穴」
多くの運送企業では、すでに様々な熱中症対策を講じているでしょう。しかし、それらの対策には現場ならではの落とし穴が潜んでいます。
水分補給・塩分補給の限界
こまめな水分補給は熱中症対策の基本ですが、配送スケジュールが詰まっている中で、理想的なタイミングで水分を摂ることは容易ではありません。また、トイレの問題から水分摂取を控えるドライバーもいるという現実があります。
夏用既製品ウェアの課題
市販の夏用作業着は確かに涼しさを謳っています。しかし、運送業の現場では「涼しいだけ」では対策が不足している場合も。
- 耐久性の不足…頻繁な洗濯や激しい動きに対する耐久性が低く、すぐに傷んでしまう
- 動きにくさ…一般的な作業着の型紙では、運転姿勢や荷役作業の動きに最適化されていない
- デザインの画一性…企業のブランドイメージやドライバーの愛着を育むデザイン性に欠ける
ファン付きウェアの「運送業特有」の悩み
近年人気のファン付きウェアですが、運送業では深刻な問題を抱えています。それは、「運転時にファンがシートに当たって邪魔になる」ということです。背中のファンが運転席のシートに押しつぶされて機能しない、あるいは不快な圧迫感があります。さらに、シートベルトとファンの干渉、配線の取り回しの煩わしさなど、運転という作業との相性の悪さを感じることも。
荷役作業時には有効でも、1日の大半を占める運転時間に不快感があっては本末転倒です。既製品は「運送業のドライバー」という特殊な働き方を想定していないのです。
運送業の熱中症対策に「オーダーメイド作業着」が選ばれる理由
運送業の現場が抱える課題を真に解決するのが、業務内容と身体特性に合わせて設計する「オーダーメイド作業着」です。既製品との決定的な違いは、「機能」と「快適性」の最適化にあります。
独自の通気・放熱設計で風通しが良い
オーダーメイドでは、運送業特有の「運転姿勢」と「荷役作業時の動き」の両方を考慮した立体裁断が可能です。
背中・脇下の戦略的メッシュ配置
熱がこもりやすい部位に、目立たないメッシュ素材を配置して自然な空気の流れを生み出します。
立体裁断による空気層の確保
身体と生地の間に適度な空間を設けることで、熱を逃がしやすく、風通しを良くします。
吸汗速乾素材の選定
汗を素早く吸収・拡散し、気化熱で体温を下げる高機能素材を、部位ごとに適した形に組み合わせます。
運送業特化のファン配置が可能
ファン付きウェアを希望される場合も、オーダーメイドなら運送業に最適化できます。
シートに干渉しない位置設計
ファンの位置を通常よりも上部や脇に配置し、運転時の圧迫感をゼロにします。
シートベルトに干渉しない
シートベルト装着時にも配線が邪魔にならない、スマートな配線ルートを設計します。
着脱式ファンシステムもできる
運転時は外し、荷役作業時のみ装着できる設計も可能です。
圧倒的なストレッチ性と軽量化を見込める
熱中症予防には、「疲労を溜めない」ことも重要です。そのために、オーダーメイド作業着だと下記のような工夫ができます。
4方向ストレッチ素材の採用
運転時の前傾姿勢、荷物を持ち上げる動作、階段の上り下りなど、あらゆる動きに追従し、筋肉疲労を軽減します。
徹底的な軽量化
不要な装飾を省き、必要な機能だけを残すことで、身体への負担を最小限にします。
立体縫製による動きやすさ
肘・膝・肩など、可動部分には立体的なパターンを採用し、突っ張り感を解消します。
疲労の蓄積は体温調節機能を低下させます。快適で動きやすい作業着は、それ自体が熱中症予防の一環です。さらに、オーダーメイドなら企業ロゴやブランドカラーを織り込んだデザインも可能。ドライバーの誇りとモチベーションを高め、企業イメージの向上にも貢献します。熱中症対策をしっかりと行うために、オーダーメイド作業着を検討してみるのはいかがでしょうか。
企業向けユニフォームの
株式会社ダイイチ
運送業は、モノを運ぶだけの仕事ではありません。時間を守り、安全を守り、人と社会をつなぐ誇りある仕事です。だからこそ、現場で働く人が安心して動けること、そしてその作業着に誇りを持てることが重要です。私たちダイイチは、快適性・機能性・デザイン性を兼ね備えた一着で、働く人の力を引き出し、“運ぶチカラ”の進化を支えていきます。
柳下 元紀さん
